≪書籍データ≫
著者:
栗原 ちひろ イラスト:
THORES柴本
発売日:2005/12/28
定価:¥ 500
ASIN:404451402X
1.鳩の住処
2.望まれない救い手
3.古戦場
4.虚言の行き着くところ5.死のない城
6.雨晴らし
終章 鳥籠は空っぽ
人生は舞台。そう始まる今回のストーリー。
歌い手とタイトルにあるように、今回は詩人(ソラ)がメインのようです。 (主人公カナギのはずなんだけれど、かすんでるなぁ)
物語は、カナギたち一行がザヴォーツという裏街に滞在しているところからスタートします。
前回はギスランから逃げ出したところで終わったので、間が多少空いています。
この間にあった出来事は短編で語られてます。
なんだか先にも言いましたが詩人が主人公のような今回のストーリー。
ソラの詐欺師の本領発揮な感じ。
でも、ソラはどこででも生きていけそうでどこにも居場所がない雰囲気。
ソラとカナギを比べたら、カナギのほうがずっと不器用ですが、カナギのほうが生きてるって気がします。
カナギに他人を救ってやる前に自分を救ってやれといわれたときのソラのセリフ。
わたしは、いつでも幸せですよ。この上なく、救われようもないくらいに
こんなセリフ、真顔で言えるのは変ですよ~。どう考えても。
でも、最後カナギが倒れて、でも生きてるってことがわかってミリアンによかったねと言われたときのソラはなんだかとっても子どもっぽい。
彼の正体は・・・ええ!?
なんだかすごいことになってきましたね。
でも、なんで世界の王を殺そうとするんでしょう?
ますますアヤシイ・・・
雲行きはものすごく暗くなってきましたが、この先の旅はどうなるのか気になります。
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